サラ金業界の昔話

ぷらっとな日々
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大手消費者金融の姿

出版社『鉄人社』から出ている『裏モノJAPAN』という怪しげな雑誌。この雑誌の2005年7月号に「サラ金の賢い使い方・踏み倒し方」という特集があり、サラ金各社の紹介記事があったのでその一部を抜粋してみます。数年前のことなのに隔世の感があって面白いです。



アコム・・・武富士が転がり落ちて悲願のトップに立ったアコム。平成16年3月に東京三菱FGと資本提携を結び、トップの座は盤石のものになるだろう。この会社の風土は、「優良顧客に大甘・多重債務者予備軍には激辛」というもの。囲い込み合戦にも必死になっており、すでに利用者で他社借り入れが少ない人は増枠しやすいが、他社件数が多いとかなり厳しい。


武富士・・・「ノルマ至上主義」で長期間業界トップに君臨していた武富士だったが、04年ついにその座から陥落した。「盗聴事件」「サービス残業問題」による会社イメージ低下で、顧客離れをおこしたためだ。サラ金は一度イメージを損なうと、世間が忘れるまで積極的な融資を控える。以前の「ノルマ至上主義」的な風土も影をひそめ、今は比較的お金を貸さない方針となった。


アイフル・・・多くの同業者が残高マイナス成長の中、プラス成長を記録した。以前の武富士に並ぶ「ノルマ至上主義」的な会社で、今年4月には社会的属性の低い国民健康保険所有者への審査を甘くした。ただし、その直後に設立された「アイフル被害者の会」が社会問題化すると、借りにくくなる可能性もある。利用者は今のうちに増枠の申し込みだけでもしておくべきだ。

プロミス・・・5分でカードが発行できるローン申し込み機「超速」導入の成果で、前年度下半期の新規顧客獲得ナンバーワンに輝いたプロミス。サラ金業界には「新規顧客がたくさん来る会社は、既存客にもガンガン貸す」という法則がある。今一番借りやすく、増枠しやすいのがココだ。ただ、他社借り入れが4件以上ある人には、非常に厳しい会社である。

CJF・・・アメリカの一大金融グループシティが、「アイク」「ディック」「ユニマット」の準大手3社を買収してできたのがCFJ。ココは総残高1兆円超のサラ金のなかで、一番審査が甘い。名前がメジャーじゃないので、一歩引いてしまうかもしれないが、最低金利は12.88%とアコムやプロミスなどより安い。

レイク・・・老舗だが、GEコンシューマー・ファイナンスに買収されてから、どうも勢いがない。新規時の利息が29.2%の上限金利ギリギリなのに審査が甘いわけでなく、かといって優良顧客の囲い込みにも積極的に参加せず、今は特徴のない会社に成り下がっている。

三洋信販・・・九州の雄。毎年着実に残高を伸ばしている。6社会のメンバーの中では、審査は甘いほう。



どうでしょう、当時を知る人にとっては懐かしい内容だと思います。プロミスの『超速』なんてまったく定着しませんでしたよね。武富士も倒産して密かにまた貸出を開始していますし、レイクも銀行の一部になったりと、系列の流れをとっさに思い浮かべられない人もいることでしょう。

また、この雑誌は総量規制より随分と前の号ということもあって、新規の顧客の申し込みが多い会社は既存のお客にも率先的に融資率を良くするという、今となっては時代遅れの業界の法則にも懐かしさを禁じ得ません。

ほんの数年で激変する業界は、やはり惹きつけられます。
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